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坊っちゃん、読むか否か~でもウザイし編~

2006年03月20日 02:01

 CATEGORY:ニュース
竹取り竹取り~と騒いでいたくせに、土日で読み終えたのは

暗黒童話
暗黒童話』乙一 著

でしたlazyです。
グロ描写満載のくせに、最後の〆方が切ない感じで、やっぱり乙一。
この人の書くどこか田舎臭い泥臭い人物たちが好きですよ。
五月の新刊が楽しみでなりません。

さあ、今日はちょっと「ん?」というニュースを見つけましたので・・・

漱石ゆかりの高校、「坊っちゃん」読了生徒4割

夏目漱石が教べんをとり、「坊っちゃん」の舞台になった愛媛県立松山東高(旧制・県尋常中)の1年生のうち、同作を最後まで読んだ生徒は約4割で、約10年前の約7割を大きく下回っていることが、市民でつくる「松山坊っちゃん会」(頼本冨夫会長)のアンケートでわかった。

(中略)

 同高の旧松山中時代に学び、シンポジウムに出席したコラムニストの天野祐吉さんは「在学中、漱石は神様みたいな存在で、誰もが読んでいたのだが……」と嘆き、同高で国語を教えていた頼本会長は「漱石も驚いているのでは。地元の人が名作を愛し続ける取り組みが必要」と話している。
(引用元:YOMIURI ONLINE)


いえ、ね。
何か呆気にとられたというか・・・
だって・・・ねえ。学校通ってるってだけで無条件で「この作品を全部読め!そして愛せ!」みたいな事言われても・・・。

正 直 ウ ゼ エ 。

自分だって「この本はこの土地の出身者の作品だ!だから読め!」とか言われたって「知ったこっちゃねえよ」ですよ。
挙句に「地元を題材にした名作なんだよ!愛せ!」とか言われても、肌に合わない内容だったら到底無理なわけで。
面白いと感じないものを、苦痛に思いながら読んだって愛せるわきゃないって話で。
まあ、何が言いたいかと申しますと。

本当の名作はそんな余計な事をされずとも受け継がれていく。

という事で。
ぶっちゃけた話、無理強いされた上に、漱石マンセーみたいな意見ばっか聞かされて読んだら、どんな名作も糞にしかならない訳で。

お 前 に 嘆 か れ る 謂 れ は ね え よ 。

とか思うんじゃないかという話で。
地元出身の文士を誇りに思うのは良いですが、だからって万人が「コレ、イイヨネ!」なんて言うわけはないんですよ。
後世の人間が「この学校出身なのに読んで無いなんて嘆かわしい」なんて言う方が、故夏目氏は驚くのではないかと思うわけで。
そりゃより多くの人に読んでもらいたいとは思ってたろうけど、読んで無いからって嘆くなんてお門違いではないかと思うわけで。
読みたい人が読んで、読んだそれぞれの感想を持ってもらいたいと思ってたことだろうと。
そして、その上で「面白かった」と言ってもらえれば、至上の喜びだったろうと。
そんな風に思ったわけで。

まあゴチャゴチャ真面目に色々書きましたが、何が言いたいか要約しますと

読みたい奴は勝手に読むよ。


と。
ああ、本日は大分真面目な内容になってしまいましたね。
多分土日色々動き回って乳酸溜まってる所為ですよ。
ついでにさっき苺を食い過ぎた所為ですよ。
多分。

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