NO.6 #4
えーと。
天才。
あさのあつこ、天才。
いきなり何言い出してんだ怖えなこの電波とか言わないで。
ホント今さっきNO.6の新刊読み終えたばっかなだけだから。
ハイ、そんな訳で、今回は結構真面目に感想で御座います。
でも
100%純粋培養の主観感想ですのでその辺悪しからず。
感じ方は千差万別。
これ僕らのアイコトバね。
人の思うこと十把一からげになんて出来やしないんだから。
では、以下少々ネタバレとなりますが・・・あまり内容が露見しないようには心掛けたいと思います。
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読み終わって、まず最初に「児童書なのにこんなにバタバタ人が死んで良いのか・・・?」と、それを思った。
ええ。一巻からですけどね。バタバタ死ぬのは。
今回はそれに輪を掛けるようにバタバタと。
で、
これを読んで子供が暴力行為に目覚めるのか?と、そんな疑問を抱いたわけで。
しかし、まずそんな事はないんじゃないかとも思うわけで。
兎に角、この著者は”暴力描写”が上手い。
「この暴力描写を読んで、同じ事をしてみたい、同じ場面を生で見てみたいなんて思う人は居ないだろう。」
この著者は"
胸糞悪くなるような暴力描写”が非常に上手い。
「この暴力描写を読んで、同じ事をしてみたい、同じ場面を生で見てみたいと思う奴が居たとすれば、そいつはそういう危険分子として生まれてきたのだろう。」
そして今回の描写は間違いなく「暴力」ではなく「ひどく一方的な残虐行為」である。
きっとで多くの子供はこの描写に嫌悪感を覚えるだろう。いや、覚えてくれることを願う。
そんな場面が、時に露骨に、時に臭わせるように鏤められている。
正直、読み終わった後に爽快感はない。
つーか完結もしてない。
むしろ五巻の発売がいつかも分からない。
まあ、それを差し引いたとしても、後味の良い物語ではないと思う。
ただ、だからこそ深く考えさせられる。
そんな話だと思う。
あくまでも主観だけどね。
さてさて、明日くらいには書評が沢山上がってきてますかね?
楽しみじゃわい。
児童書なので大変読み易くはあります。
興味のある方は是非是非ご一読を。
『
No.6 #4』あさのあつこ 著
実は本文よりも後書きにじんわりキたのは内緒。
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