いつもの朝に
2008年12月22日 11:27
CATEGORY:本
土日の予定、やろうと思ってた事の3割くらいしか出来なかったよ!
主に掃除関係!
片付けるのは好きだけど、掃除は嫌いなんだぜ。lazyです。
『いつもの朝に』今邑 彩
父を事故で失った日向家。画家の母と優秀な兄、そして落ちこぼれの弟・優太。二人はあるきっかけで恐るべき出生の秘密を知る…新感覚ホラーミステリー。
特に「新感覚」や「ホラー」という事もなく、オーソドックスな感じだったとおもうのですが、そこは流石の今邑節で、見事に背後を振り向かせてくれました。3回くらい。
化け物とか
悪意無き殺意の薄ら寒さを見事に表現しきってくれたんじゃないかと、個人的には大変楽しめた一冊でした。
兄が行方不明になる辺りの展開からラストまでは一気読みして、読後も「爽快」とは言えないものの、満足のいく感覚だったと思います。
途中で、この人物にはもっと悪意的な何かがあるんじゃないか、こいつ裏切るんじゃないかと勘繰ってみたりしましたが、結果的に下衆の勘繰りに終わりました。確かに、あそこで奴らが裏切ったりしたら物語破綻する上に読後感最悪だもんな。
最低限の承転で結まで運んでいったのは見事だと思います。
文体は軽快で読み易いのものの、少々厚めなので、この年末年始のお供におすすめ。
主に掃除関係!
片付けるのは好きだけど、掃除は嫌いなんだぜ。lazyです。

父を事故で失った日向家。画家の母と優秀な兄、そして落ちこぼれの弟・優太。二人はあるきっかけで恐るべき出生の秘密を知る…新感覚ホラーミステリー。
特に「新感覚」や「ホラー」という事もなく、オーソドックスな感じだったとおもうのですが、そこは流石の今邑節で、見事に背後を振り向かせてくれました。3回くらい。
化け物とか
悪意無き殺意の薄ら寒さを見事に表現しきってくれたんじゃないかと、個人的には大変楽しめた一冊でした。
兄が行方不明になる辺りの展開からラストまでは一気読みして、読後も「爽快」とは言えないものの、満足のいく感覚だったと思います。
途中で、この人物にはもっと悪意的な何かがあるんじゃないか、こいつ裏切るんじゃないかと勘繰ってみたりしましたが、結果的に下衆の勘繰りに終わりました。確かに、あそこで奴らが裏切ったりしたら物語破綻する上に読後感最悪だもんな。
最低限の承転で結まで運んでいったのは見事だと思います。
文体は軽快で読み易いのものの、少々厚めなので、この年末年始のお供におすすめ。