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永遠の出口

2006年07月20日 10:28

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降ったり止んだり降ったり止んだりいい加減にしろよ空コノヤロウ。lazyです。
大人気ないことを言わせたら右に出る者は居ませんよ。
自慢にもなりません。

永遠の出口
永遠の出口』森絵都 著

森絵都祭りです。
AMAZONの紹介文を引用すると

私は〈永遠〉という響きにめっぽう弱い子供だった――。友情、秘密、家族、恋…10歳から18歳まで、揺れ動く少女の思春期。昭和50~60年代を背景に、新鋭がリリカルに描く長編。著者初の大人向け物語。


という内容。
小学校高学年の話は、どこか「女王の教室」を思い出させました。比較的平和なクラスに当たっていたので、こういうのを読んでもイマイチピンとは来ませんでした。
中学校時代、終わり当たりの伯母さんの手紙と、話の絡み方が非常に上手く、最初は読んでて苛々したものの、最後の部分を読んでやられた!と思いました。この構成良いなあ。
高校時代、痛々しすぎます。自分はここまで痛くなかったと信じたい。それくらい痛い。
・・・信じたいけど、痛かったんだろうなあ・・・あの頃の自分。
余談ですが、今年も母校の文化祭に赴いて「昔の自分も、端から見ればこんな痛々しかったんだろうか」と思って悶絶死しそうでした。怖いですね、若さって。
高校卒業、物語の終わりに向かうにつれ、綺麗にまとまり「ああ、読み終わった」と満足を覚える作品だったと思います。
読み途中に「うわっちゃあ!イタタタタ!」と思うこと必至ですが。
男性陣から見ると、理解できない思考に満ちている一冊でもあると思います。

さあ、給料出たら今度こそ「風に舞いあがるビニールシート」買いたいですよ。
一人森絵都祭り状態ですが、これ読んだら沈静化するんじゃないかと思います。


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