世情とかに疎いアレが一生懸命世の中の流れについて行こうと頑張ってみてるブログ。 

NO.6 #4

2005年08月24日 01:01

 CATEGORY:
えーと。

天才。

あさのあつこ、天才。

いきなり何言い出してんだ怖えなこの電波とか言わないで。
ホント今さっきNO.6の新刊読み終えたばっかなだけだから。
ハイ、そんな訳で、今回は結構真面目に感想で御座います。
でも100%純粋培養の主観感想ですのでその辺悪しからず。



感じ方は千差万別。



これ僕らのアイコトバね。
人の思うこと十把一からげになんて出来やしないんだから。
では、以下少々ネタバレとなりますが・・・あまり内容が露見しないようには心掛けたいと思います。







+ ------------------------------------------------------------- +











読み終わって、まず最初に「児童書なのにこんなにバタバタ人が死んで良いのか・・・?」と、それを思った。
ええ。一巻からですけどね。バタバタ死ぬのは。
今回はそれに輪を掛けるようにバタバタと。
で、これを読んで子供が暴力行為に目覚めるのか?と、そんな疑問を抱いたわけで。
しかし、まずそんな事はないんじゃないかとも思うわけで。


兎に角、この著者は”暴力描写”が上手い。
「この暴力描写を読んで、同じ事をしてみたい、同じ場面を生で見てみたいなんて思う人は居ないだろう。」
この著者は"胸糞悪くなるような暴力描写”が非常に上手い。
「この暴力描写を読んで、同じ事をしてみたい、同じ場面を生で見てみたいと思う奴が居たとすれば、そいつはそういう危険分子として生まれてきたのだろう。」
そして今回の描写は間違いなく「暴力」ではなく「ひどく一方的な残虐行為」である。
きっとで多くの子供はこの描写に嫌悪感を覚えるだろう。いや、覚えてくれることを願う。
そんな場面が、時に露骨に、時に臭わせるように鏤められている。


正直、読み終わった後に爽快感はない。

つーか完結もしてない。



むしろ五巻の発売がいつかも分からない。




まあ、それを差し引いたとしても、後味の良い物語ではないと思う。
ただ、だからこそ深く考えさせられる。
そんな話だと思う。







あくまでも主観だけどね。
さてさて、明日くらいには書評が沢山上がってきてますかね?
楽しみじゃわい。
児童書なので大変読み易くはあります。
興味のある方は是非是非ご一読を。





NO.6 #4
No.6 #4』あさのあつこ 著





実は本文よりも後書きにじんわりキたのは内緒。


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