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百万のマルコ

2009年01月22日 17:26

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コーヒーの飲み過ぎはいかんよね!
って事で、Blendyの粉(顆粒?)煎茶を瓶で常備することにしました。
一瓶で約60杯分!て書かれてるけど、自分が1杯に使用した分量でいくと、多分その倍くらいお茶が飲めそうです。
根っからの貧乏性です。五月です。

百万のマルコ』柳 広司
黄金が溢れる島ジパングで、大冒険の末、黄金を捨てることで莫大な黄金を手に入れた―。囚人たちが退屈に苦しむジェノヴァの牢。新入り囚人“百万のマルコ ”ことマルコ・ポーロは、彼らに不思議な物語を語りはじめる。いつも肝心なところが不可解なまま終わってしまう彼の物語。囚人たちは知恵を絞って真相を推理するのだが…。多彩な謎が詰まった、文庫オリジナル連作集。

何か既視感を覚える物語だと思ってたのですが、この記事を書くにあたり、漸く「一休さん」の名が出てきました。そうだ一休さんだこれ。
短編が複数本収録されており、いずれも

マルコ・ポーロが不可思議な話をする

皆でその不可思議な部分を解明しようと論議

と、ここでネタばらし

の流れ。
これ児童書として出した方が良かったんじゃないか。
ここまで、最新作から遡って読んできてるだけに、びっくりするほどライトで「どうしちゃったの」と思ったのですが、著作群を調べてみたところ、YA!なんかのレーベルでも書いてるみたいなんで、重いのから軽いのまで何でもござれなんだろうか。
「トーキョー~」「ジョーカー~」がなかなか面白かっただけに、これは微妙だったかなあ。
新しい著書から古い著書へ読み進んでガッカリだったので、逆を言うならどんどん面白い作品を書くようになってきたって事で。
素直に新作を楽しみにしときます。

いや、決して面白くないわけじゃないんですよ。
ただ、想像してたよりも軽くて「あれ?」ってなっちゃっただけで。過度に期待してしまった私が悪いだけです。
寝る前にうとうとしながら、ベッドで「しょーもねーw」って言いつつ読むのにおすすめ。


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